物流weeklyより転載

特車の申請において、一番時間がかかるのが未収録道路の審査です。
というわけで、日本から未収録道路がなくなれば特車の許可はかなり早く出ることになりますが、日本中の道路のデータを全て取るのはそんなに簡単なことではないでしょう。
そんな中、和歌山県が道路の収録を集中して頑張ってくれるとのこと。非常にありがたい話です。
たくさん申請をしていると、正直どの自治体が未収録道路が多いなっていうのはなんとなくわかります。
そういった自治体は、基本的に審査にも時間がかかることが多く、その辺が目的地や出発地になると、「あぁ、これは許可出るの遅くなるな」って思います。
自治体も道路のことばかりやっているわけにも行かないと思いますので、責めているわけではないんですけどね。

とは言え、この和歌山県の取り組みをきっかけに、日本全国の道路情報便覧が充実し、未収録道路が減っていくことを心より願っております。

特殊車両通行許可申請は、人材不足や車両の大型化の影響で許可申請が増加傾向にある。国交省調べによる、許可申請は5年で約1.4倍(平成25年の約26万件から同29年の約37万件に)、審査日数は5年で約2倍(同25年の約23日から同29年の約50日)となるなど、特車通行許可に関しては全国的に許可が認められるのに時間を要している。

 和歌山ト協(阪本享三会長)はかねて、県(仁坂吉伸知事)に対して特車通行許可の迅速化を求めていたが今回、県では審査の効率化に資する「道路情報便覧」の収録を31年度に集中して行うことを発表。

特車申請の迅速化へ 道路情報便覧の収録決定