物流Weeklyより転載。

私のお付き合いしている運送会社様の多くからも、「ETC2.0が取り締まりに使われるのではないのか?」「なんか見張られてるみたいで気持ち悪い」といった意見を聞きます。
この記事には、走行データを取り締まりに使ってないと書いてありますが、その辺のモヤモヤはやっぱり拭えませんよね。

私としては、携行書類が多いこと、包括申請ができないこと、道路情報便覧の毎年の更新によって交差点番号が変わると簡単に許可の更新ができないことの3点から、まだお客様に積極的にオススメできません。
これらのデメリットと、お客様にとっての特車ゴールドのメリットを考えて、お客様としっかりと話し合い、使った方がいいとお客様が判断された時には利用していますが。

携行書類と包括申請のデメリットは、もうしばらくすれば解消できそうなので、今後の動向に心より期待しております。

特殊車両通行許可を簡素化するなどの導入メリットを前面に出した「特車ゴールド許可制度」(ゴールド制度)が全国に展開されてから丸1年。ゴールド制度を利用して許可を得た特殊車両(特車)は、年間の特車許可車両全体の2割に満たない30万台前後に留まるとみられることが、国交省への取材で分かった。「事業者からのニーズがある」として国交省は、ゴールド制度の普及促進に努めるとしているものの、ゴールド制度利用の条件となっているETC2・0車載器の導入をためらう特車事業者は少なくない。高速道路などでの特車取り締まりが全国的に先鋭化するなか、ETC2・0が取り締まりに使われるのではないかといった事業者の疑念が根強いからだ。

特車ゴールド、2割に届かず ETC2.0導入に疑念