平成31年4月1日(月)より特殊車両通行許可証の備え付けがタブレットでも可能になります。

これは、特車ゴールドを取っている運送業者様にとって、待ちに待った電子データでの持ち運びです。
携行書類すごい量ですもんね。トレーラの種類によっては、タウンページより分厚くなりますし。
しかし、タブレットとは・・・。

パッと考えただけで、以下の4点が気になります。

常にタブレットの充電をしておかなければならない。

引き込みにあってから充電してたら、見せられなくて許可証不携帯になる可能性があります。
モバイルバッテリーをたくさん準備して、運行中は常に充電し続けるような状態が想定されているんでしょうか。
まぁできないことはないか・・・。

ドライバーさんが機器の操作に習熟しなければならない。

自分で操作して見せる必要があるので、ドライバーさんにきっちり習熟させないといけません。
ごくごくたまにしか操作しないタブレットの操作を、一回の研修でずっと覚えていられるんでしょうか。
スマホなどを使っている方なら特に問題はないかもしれませんが、そうでない方をきちんとフォローアップする必要がありますね。

複数の許可証がある場合、ドライバーさんがどこにどの車両のどの経路の許可証があるのか把握していないといけない。

タブレットにデータを保存する場合、どのようなフォルダ構造で許可証を管理するのか、しっかり作りこむ必要があります。
ドライバーさんが、どこにどの経路の許可証が入っているかわからないと、開けて見せることができませんしね。
ここに関しても、研修か何かでしっかりと習熟させる必要がありますが、どこまで徹底できるのか。

全てのタブレットの許可証の管理の必要が出てくる。

新しい許可を取った時に、全てのタブレットに許可証をコピーしないといけませんね。
タブレットがインターネットできる環境にあれば、クラウドに保存して、そこから都度取り出すことも可能ですが、
電波のない場所での取り締まりにあった場合、クラウドから取り出せなくて不携帯になってしまいます。

色々と考えないといけないことが多いですね。
トラクタ全台にタブレット搭載するのも出費大きいですが、それ以上にうまく運用できるかが私は心配です。
取り締まりの場所と、許可証番号だけでなんとかなりませんかね。
許可証携帯してなくても、取り締まっている側の端末で許可情報を検索して判断できるとか。

国土交通省さん、よろしくお願いいたします!!

http://www.tokusya.ktr.mlit.go.jp/PR/pdf/20190221_densikyoka.pdf