特殊車両通行許可申請について

特殊車両通行許可申請は、専門用語が多く、難解な申請の一つに当たると思います。
「高さ指定道路?」「橋梁照査式適合車両??」「第5輪荷重???」
申請をするために勉強を始めた頃、さっぱり意味のわからない単語が多く、苦しんだ思い出があります。
実際、パソコンで打ち込んでも簡単には変換されないくらい、普段なじみのない言葉ばかりです。
さらに、深く勉強していくと、最小回転半径や、軸重なんかを求めるために数式を扱ったりするので、数学が苦手な方はアレルギーを起こしてしまいそうなものです。

しかし、そういった難しい部分を乗り越えれば、やってできないことはない申請です。
自分でなんとかしてみよう!という方は、ぜひチャレンジしていただければと思います。
そして、当サイトがその一助になることを願って、内容を作っていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

特殊車両(特車)とは?

一般的制限値について

特殊車両とは、車両諸元が以下の表の一般的制限値を超える車両のことを言います。
積載する貨物も含めての長さ、重さなので気をつけてください。

2.5m
総重量 20t  (*1)
軸重 10t
隣接荷重 18t〜20t
(隣接軸距による)
輪荷重 5t
高さ 3.8m  (*2)
長さ 12m
最小回転半径 12m
(車両の最外輪のわだち)

*1:高速自動車国道、重さ指定道路の場合、車両の長さ及び軸距に応じて20~25t
*2:高さ指定道路にあっては4.1m

車両寸法の一般的制限値

車両重量の一般的制限値
(イラストは、国土交通省 関東地方整備局「特殊車両通行許可制度について」より引用)

トレーラ連結車の特例

重量について

バン型、タンク型、幌枠型、コンテナ用、自動車運搬用のセミトレーラ・フルトレーラ
特殊車両の例。バン型・タンク型・海上コンテナ用など
(イラストは、国土交通省 関東地方整備局「特殊車両通行許可制度について」より引用)

高速自動車国道 25t〜36t
(最遠軸距による)
重さ指定道路 25t〜27t
その他の道路 24t〜27t

長さについて

セミトレーラ、フルトレーラ連結車について、高速自動車国道を通行する場合

セミトレーラ連結車 16.5m
フルトレーラ連結車 18m

これらの制限値を、どれか一つでも超える車両を道路を通行させようとするときには、道路管理者から特殊車両の通行許可を受ける必要があります。
また、道路管理者は、トンネルや橋、高架道路などについては、別途重量や高さについて制限を設けることができたり、狭小な道路などは、幅の制限を設けることもできます。
(これらの制限は、あくまでも道路法によるものであり、車両制限令や道路交通法などでも車両の総重量や長さ、貨物の状態などは制限されていますが、ここでは割愛します。)

なぜ許可が必要なのか?

道路は、ある程度の大きさの車両が通行できるように造られているため、あまりにも大きな車両や重い車両は、普通は通行させてはいけません。
私自身、特車許可について勉強するまでは全く考えたことがなかったのですが、道路もある意味消耗品で、どんどん傷んでいきますよね。
長い年月、たくさんの自動車や歩行者、自転車などが通って、傷んでいく道路。
そこにさらに、すごく重い車両がどんどん通るようになったら、道路が大変なことになってしまいます。

しかし、だからと言って、大きな車両や重い車両の通行を完全に禁止してしまうと、大きなものを運べなくなったり、一度に多くの荷物を運べなくなったり、非常に不便な世の中になってしまいます。

特殊車両通行許可制度とは、道路の管理者が車両を審査し、認めた場合にのみ、一定の条件付きで、大きな車や重い車を通行させる許可を与える制度です。

特に高度経済成長期など、昔に造られた道路が多く、それらの老朽化が問題となっている現状においては、特殊車両通行の管理は行政の喫緊の課題です。
特殊車両が、どの経路を頻繁に通行するかをちゃんと把握できなければ、道路の劣化なんかの予測ができず、思いもよらない事故が起きるかもしれません。
ですので、今後、違反者に対しての指導や取り締まりは厳格になっていくことが予想されます。

このサイトをご覧になっている方は、そういった世の中の流れに敏感な方ではないかと思います。
「取り締まられてから取ればいいや。」という声も耳にしますが、違法操業状態であることは、会社にとってもあまり好ましくないことでしょう。
時間がもったいないから専門家に任せるにせよ、お金がもったいないから社内の人材を使うにせよ、こういった申請をする際、まずはご自分で制度の概要や、申請の難易度などを勉強されるのは、非常に良いことだと思います。
ご自身の会社の状況に合わせて、早いうちに許可の取得に向けて取り組んでいきましょう。

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できるだけ低いコストで許可を取得できるように考え、アドバイスをさせていただきます。

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